日給月給制とはどんなしくみでしょうか
大学を卒業後、大半の人々は、都内や地方の企業に就職を果たします。上場企業に乗っているような企業の就職であれば、完全月給制が当たり前です。完全月給制では、例えば遅刻をしたり、あるいは、二日酔いで会社を休んだりしたとしても、給料日の月給は同じです。欠勤した事実は勤務記録上などに残されますが、給料から欠勤日の分だけお金を差し引くという会社はほとんどありません。
サイトなどでよく見かけるのが日給月給社員募集といった求人広告です。いったい日給月給とは、どのような仕組みでしょうか。労働基準法あたりをながめても、日給月給に関する明確な定義はみあたりません。ですが、一般的には、日給月給制では完全月給制とちがって、遅刻、早退、欠勤などの場合には、会社の規定に基づき給与から金額が控除されます。これはノーワークノーペイの原則で、このような仕組みとなっています。
日給月給制の給与計算は日給を積み重ねることによりなされます。月末に集計して、ひと月分の日給の合計が支払われる仕組みです。休日や祝日には給与が支払われない仕組みですから、労働日数の多い月は、普段の月よりも賃金が増加するということになります。休日や祝日が多い5月や12月、1月あたりでは、給与ががくんと落ちます。
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